身体の痛みは、ケガなどの外部要因で起こるものと、姿勢や運動不足、日々の生活習慣からくる痛みがあります。
当院では、どちらにも最適な治療ができるようさまざまなアプローチをしてまいります。
ここでは、主な症例をご説明します。
外傷 (骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷)
外傷とは、何かしらの外力(転んだ、ぶつけた、ひねった、物を落としたなど)が原因で起こるケガの痛みになります。
- 骨折・・・骨が折れる、ひびが入ること骨が折れる、ひびが入ること
- 脱臼・・・骨が関節から外れること骨が関節から外れること
- 捻挫・・・関節等をひねり、靭帯等の軟部組織を痛めること関節等をひねり、靭帯等の軟部組織を痛めること
- 打撲・・・転んだり、ぶつけたりすることでできる打ち身転んだり、ぶつけたりすることでできる打ち身
- 挫傷・・・無理な急な動きなどで起こる筋肉の損傷(肉離れ)無理な急な動きなどで起こる筋肉の損傷(肉離れ)
最も多いのは捻挫です。足首をくじくなど、関節を過度に曲げてしまうことで靭帯などの軟部組織が損傷し、痛みが生じます。
これらの外傷はしばらく放っておくと、変形したまま癒合したり、後遺症などが残る恐れがあります。そのためにも必ず適切な判断、処置が必要です。
首
首は脳に栄養・酸素を送る大事な部分です。また、肩から腕、手指にかけての神経のスタート地点になります。ここで障害が起こると、肩から腕、手指にまで症状が出ることがあります。パソコン・スマホ操作や日常の家事等で、長時間前かがみの姿勢が続くと、痛みや重だるさの症状として現れてきやすいです。
肩
肩は身体の中でも、唯一360度回転できる関節です。動かすための筋肉の多くは肩甲骨に付着しています。運動不足や悪い姿勢(猫背・巻き肩)は、この肩甲骨の動きを悪くさせ、徐々に筋肉が硬くなっていきます。これがコリになり、場合によっては五十肩のように腕が上がらないといった症状につながります。
腕
腕は、主に使い過ぎで痛むことが多いです。重いものを持つ動作や、何かを持って振るような動作、最近では長時間のパソコン操作でも痛くなることがあります。中には、加齢による変性によって、首や腕の神経が筋肉に圧迫され、痛み、シビレ、感覚障害が出てくることもあります。
手首・指
手首や指は主に使い過ぎによる痛みが多いですが、加齢による変形なども多くみられます。
特に男性に比べて細い女性の手は、40歳を過ぎたごろからホルモンバランス等の影響により、痛みや変形が出てくることがあります。
腰
おそらく日常で最も訴えの多い症状で、慢性的な痛みや、突如として起こるギックリ腰といった急性の痛みがあります。多くは姿勢の悪さ、長時間の同じ姿勢(立ち仕事、座り仕事ともに)、無理な激しい動きなどが原因です。姿勢が悪くなる要因として、筋力の低下によって体を支えられなくなるということもあります。季節の変わり目や、雨などの急な天候の変化も腰に影響を及ぼします。
膝
日本人の4人に1人は膝に何かしらの問題を抱えていると言われます。そのほとんどが60歳以上の方です。生まれてから何十年と体重を支えてきた膝は、年齢とともに筋力も衰え、やがて不調をきたします。
日頃から運動をして、筋力を落とさないことも重要ですが、いざ痛くなった時に、薬や湿布だけで終わらせず、痛い場所と原因を明確に探っていく必要があります。膝の症状には様々なものがあり、膝の組織もたくさんあります。どこが炎症を起こしているのか、なぜ痛くなったのかを詳しく診ることが重要です。
脚
脚は太ももの前後・左右、ふくらはぎ、スネと広い範囲を指します。
脚は体重を支える部分のため、筋肉量が非常に重要になります。筋力低下によって支えられなくなって痛むことはもちろん、運動不足や冷えなどによって血流が滞り、むくみなどの不調をきたすこともあります。運動などでしっかりと脚を動かす、冷やさない、よく水分をとるということが重要です。
足・指
足首から下、そして足の指は多くの骨・靭帯で構成されています。常に体重を支えている部分なので、姿勢の悪さや、歩き方が悪いと、徐々に影響が出てきます。転倒したりひねったりすることで、痛めることが多い部分でもあります。